登場人物
「風神の門」の登場人物紹介です。「蛇足」はヒマな方は読んでください(笑)
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おもに 幸村と 佐助の連絡係。 才蔵が幸村を狙っていることを 九度山に知らせたり、駿府に向かう佐助と幸村の連絡係を担当。才蔵と お国が泊まった 耳次の家に潜入し、お国に才蔵暗殺のつなぎをつけた。 家康暗殺の武器を磐田に隠す。二川の宿「ききょうや」で 獅子王院らによって殺される。
獅子王院より短い着物(飛脚衣裳?)で高野街道を走る姿がりりしかった。才蔵と耳次がいた樵小屋の爆破を遠くからお国と見つめる場面では、原作既読者はドキリとしたのではないだろうか。この場面に彼を起用したスタッフに拍手を送りたい。「烏」という名前のせいか、クールな印象が強い。いつも押し殺したようにしゃべるし、九度山の花見の時の真田郎党&甲賀衆のくつろぎタイムの時も、ひとり輪からはずれていた。どちらかというと甲賀者というより伊賀者っぽい雰囲気を感じる。一度だけ、彼が慌てた様子で現れたことがあった。それは「才蔵が、…肥溜めに落ちた!」時。
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高野街道で修行僧に化けた 獅子王院を取り囲んだ一人。 家康暗殺の武器を預かり藤枝に隠した。駿府では見張り役を務める。その後、暗殺失敗を 幸村に報告。幸村は、 才蔵がもう一度狙うと言っていると聞き「家康とは戦さ場で会うことになりそうだ」と、もう機会がないことを示唆した。
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高野街道ではぐれた お国を 烏とともに捜索。 家康暗殺の武器を金谷に隠す。駿府では爆発を起こし城内を混乱させる役を担当。 隠岐殿奪還にも参加。夏の陣の甲賀衆 茶臼山襲撃で死す。
現・浅野和之(あさぬま-かずゆき)?
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鳩とともに、二川で行方不明になった 才蔵と お国を見つけた。 家康暗殺では城に入ったお国の連絡を待ち、鳩とともに不浄門の外の舫い舟に待機。 建仁寺に潜入して牢に捕われている 隠岐殿を確認、兵五百が守っていることを報せる。夏の陣の甲賀衆 茶臼山襲撃で死す。
髪型が独特。おばこ結びか?
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仙左衛門(仙左ェ門) せんざえもん
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#11,13
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山田吾一 やまだ-ごいち
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甲賀の草。 駿府城下の茶屋・駿河屋の主人。 ちゃぼの父。20年以上駿河に住まう。 佐助の頼みで 家康の長寿祝いのための女中として お国を駿府城に入れる手配をした。 幸村の帰還命令に逆らい一人残って家康を狙う 才蔵に助力し、風魔に正体を見破られ晒し首となる。
「草の務めは一代で終わるものではない。いざというとき以外、草は動いてはならない」そう言いながらも息子のためには動いてしまった。才蔵の協力要請を撥ね付けながらも古い納屋を提供するなど、志しを持った若者には差し伸べる手を持っていた。才蔵は「駿河屋が殺されたのは俺のせいかもしれん」と呟く。その通りなんだが、佐助に見放され孫八に死なれ、さらにはお国にも去られて、さすがの才蔵もこの時はかなりへこんでいたし、そういうことにしておこう。
山田吾一:昭和8年(1933年)2月10日生/当時46才/174cm
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若輩の甲賀忍者。駿河屋 仙左衛門の息子。 幸村や 隠岐殿の命で 才蔵と お国の様子を見に駿府の才蔵の元へやってきた。功名心にはやるちゃぼは、才蔵と 駿府城に潜り込もうとする。そのため父・仙左衛門は風魔の手に落ちる。
中盤に現れたまだ幼さの残る甲賀忍者。これまで出てきた甲賀者はみな町衆の格好をしていたが、彼は刀を背負い、才蔵や佐助と同じように牢人の格好をしている。若い自尊心の表れだろう。才蔵は父に逆らうちゃぼに自分と孫八の姿を見る。ちゃぼを諫める言葉はかつての自分に向けた言葉だ。そして仙左衛門親子を見ていると、才蔵はことさら自分が一人であることを痛感する。才蔵は仙左衛門の息子を思う言葉に、はじめて「父親」の思いを知る。その父を自分のために死なせてしまったちゃぼの悲しみは大きい。以後行方不明(甲賀の里で落ち込んでる?)。飛べない鳥「ちゃぼ」は、いつか父の死を乗り越えて大空に羽ばたく時がくるだろうか。
ニワトリの一品種である「チャボ(矮鶏)」は、江戸時代にチャンパ(ベトナム南部にあったチャム族の国)から輸入されたものを日本で改良して作り出されたのでこの名がついたという。17世紀初頭に初めて日本に伝わったらしいので、誰が名付けたのか、かなり流行の最先端をいっている。これも諜報活動の賜物か???
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すこし(佐助らと比べて)年輩の甲賀者。リーダー佐助を補佐する年長のサブリーダーといったところか。裏方的仕事が多いようだ。相州屋もこの人が切り回していたのだろう。この人がいるから佐助も羽目をはずせたのかもしれない。
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名古屋に住む、今は忍びを引退(?)した老人。「 猿飛の頼み」だからしかたなく 才蔵に協力。 幸村の 大坂城入城を「くだらん」と言い放つ。 名古屋城に何度が忍び込んだことがあり、名古屋城本丸の模型を持っていた。
原作では協力的だが、こちらではなぜか頑固親父風。若い時になにかあったのだろうか。気になる。
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頬白の祖母。孫とともに 真田丸にやって来た。 茶臼山襲撃から戻らない頬白をいつまでも待つといって、真田丸に一人座して動かなかった。
佐助が「池の上のお婆」と呼んでいたような。それが通り名か。
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頬白とともにその 老婆につれられて来た。「使い物にならないので有名」な一人。拳闘が得意だが手加減ができない。 梅ケ枝に「嫁にこい」と言ってひっぱたかれる。
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「使い物にならないので有名」なもう一人。孫に一度は手柄を立てさせようという 祖母につれられて 真田丸にやって来た。手柄を立てて草津で湯治宿をやるつもり。 茶臼山襲撃で死す。26才。
えーと、篭に入ってるのちゃぼじゃないよね?!
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佐助に請われて甲賀の里から 真田丸にやって来た。投網の名手。
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甲賀者 こうが-もの
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#3,21
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加藤精三 かとう-せいぞう
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お国の育ての親。 鳥居家に飼われていた甲賀者。関ヶ原の戦いの折り、鳥居家が守る伏見城を攻めた石田三成に内応。城が墜ち、お国が殺されるところを助けて生駒山中で育て、忍びの術を教えた。
この人たちが裏切ったお陰で獅子王院が冷たい目で見られることになった。親子ともども獅子王院には目の上のコブ。
加藤精三は「巨人の星」の星一徹役(声優)で有名。あの勢いでお国に忍びを教えていてくれれば…。とはいいながらも、お国が忍びの修行を始めたのは早くても7才の秋。それからおそらくこの育ての父が死ぬ16才の夏までとしても約9年。たぶん通常は物心つく前の2才くらいから修行が始まるだろうから、同じ土俵に並べたらかわいそうか。いやよくやってるほうかも。
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